個人ならETCパーソナルカード、業務用ならETC協同組合の法人用ETCカード。
いざ会社を立ち上げてみると、思わぬところに不便が潜んでいました。
何と言っても、会社専用のクレジットカードが作れない事です。
結果、高速道路は個人のETCカードを使っていましたが
個人のETCカードでは公私の区別が出来ないとの理由で
税理士さんから法人カードへ変更するように指導を受けました。
個人事業主さんでも同様のことがあるように聞いていますが
皆さんはどうなんでしょう。
多くの方が、先ずプリペイドカードやETCパーソナルカードを
検討されるようですが、高速道路のサービスエリアで簡単に
資料を入手出来るので当然といえば当然ですね。
ETCパーソナルカードはクレジットカードをお持ちでない方でも
申し込み時にデポジット(保証金・担保)を預託することで、
ETCカードを発行してもらえるので、確かに簡単・便利に思えます。
ETCパーソナルカードは最低4万円のデポジットが必要でしたが、
2016年7月より最低保証金額を2万円に値下げしました。
平均利用月額が5千円に満たない個人であれば有り難いことです。
ETCパーソナルカードのデポジット額は、
基本的に「平均利用月額の4倍」。
法人などでは8万円〜12万円以上のデポジットを想定するべきでしょう。
仮に会社全体で月平均4万円なら、
16万円のデポジットが必要になる訳です。
月々の支払いはこのデポジット(保証金・担保)から支払う訳ではないので、
別途現金に余裕を持っていないと、後々思わぬ事態に発展します。
個人であれば何かと嬉しいETCパーソナルカードですが
業務用(法人)となると、慎重にならざるを得ませんね。
やっぱり、「ETC協同組合」とか「高速情報協同組合」が発行する
ETCカードの方が起業間もない法人や、個人事業には助かります。
ETC協同組合では、法人用のガソリンカードも審査無しで作れます。